2025年第1四半期 ニューヨーク市商業不動産最新レポート
アメリカの大手不動産会社JLL(ジョーンズ・ラング・ラサール)が発表した最新レポートによると、2025年第1四半期(1月~3月)のニューヨーク・マンハッタンの小売市場は、過去最高の好調さを見せています。
空室率14.6%は過去最低水準
タイムズスクエア、マディソン・アベニュー、ソーホー、ウィリアムズバーグ、ミートパッキング地区などの主要エリアにおける平均空室率は14.61%に低下しました。これは2017年第3四半期以降で最も低い数値です。
過去の平均空室率と比較すると:
| 年度 | 平均空室率 |
|---|---|
| 2019年 | 20.1% |
| 2024年 | 15.1% |
| 2025年第1四半期 | 14.6% |
特にFlatiron/Union Square地区では、空室が48件から39件へと9件減少(9件減)し、顕著な改善が見られました。
賃料は若干上昇傾向
平均賃料は1平方フィートあたり$577(約83,665円)となり、前年同期比で7.4%上昇しました。2024年第4四半期からも$14(約2,030円)上昇しています。
エリア別賃料変動(四半期比)
| エリア | 賃料変動 |
|---|---|
| ソーホー | +14%(上昇) |
| 34丁目・ヘラルド・スクエア | -18%(下落) |
| ミートパッキング | -12%(下落) |
| タイムズスクエア | -9%(下落) |
ソーホー地区は特に賃料の大幅な上昇を記録しましたが、一部の観光地エリアでは賃料が若干調整されています。
主要テナントの新規契約
JLLによると、2025年第1四半期の代表的な新規契約は以下の通りです。
| テナント | 面積 | 場所 |
|---|---|---|
| ミャオウルフ | 75,000平方フィート(約6,968㎡) | ピア17 |
| スカイゾーン | 29,500平方フィート | ニューヨーク市主要エリア |
| リドル | 27,500平方フィート(約2,555㎡) | ニューヨーク市主要エリア |
観光需要も堅調
・ホテルの稼働率は高水準を維持
・ブロードウェイ劇場の観客数も好調
観光客の戻りにより、リテール市場・ホテル市場ともに活況が続いています。