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香港のガウ・キャピタル、米欧から撤退へ ― 約15年の海外投資に幕

香港の大手不動産投資会社、Gaw Capital Partners(ガウ・キャピタル・パートナーズ)は、米国および欧州での投資から段階的に撤退する方針を明らかにしました。同社はこれまで米欧で合計約25億ドル(約3,775億円)を投じてきましたが、今後はアジア市場への集中回帰を進めるとしています。 「原点回帰」へ — アジアに再び焦点 ガウ・キャピタルの会長、グッドウィン・ガウ氏は、不動産投資専門誌PEREに次のように語っています。「我々の最大の強みは常にアジアにあります。これからは原点に立ち返り、再び地元市場に注力します。」 報道によると、同社は米国および英国の人員削減を行い、これらの地域で保有する資産をできるだけ高い収益で売却する計画とのことです。 15年にわたる米欧投資の歩み ガウ・キャピタルは2008年のリーマン・ショック後、米国不動産市場の回復局面で積極的に投資を開始しました。さらにヨーロッパでは、英国のオフィスビルやポルトガルのホテルなどに約16億ドル(約2,416億円)を投じました。 投資環境の変化と撤退の背景 パンデミック以降、ガウ・キャピタルの海外ポジションは悪化。その背景には、以下の要因があります。 ・高金利による不動産価値の低下 ・円安による日本円換算での資産価値の目減り ・地政学リスクの高まり ・不動産市況の悪化 これらが重なり、同社は海外での競争力を維持するのが難しくなっていました。