中国からアメリカへの航空便数と観光客数、大幅減少
新型コロナウイルスのパンデミックを経て、中国発米国行きの航空便数および中国人観光客数は、依然として回復途上にあります。かつて世界最大規模だった中国人の海外旅行市場は、パンデミックの影響を大きく受け、特に米国への渡航においては、その影響が顕著に表れています。 航空便数はピーク時の4分の1に減少2019年、米中間では週あたり約340便の直行便が運航されていましたが、2024年時点では約89便にまで減少しています。これはパンデミック前の約4分の1の水準です。特に、米国の航空会社はロシア上空の飛行禁止措置により、コストの増加や運航路線の制限を受けており、便数の回復が遅れています。 また、航空券価格も高騰しており、エコノミークラスの往復で2,000~2,500ドルと、2019年の倍以上に上昇しています。中国人観光客の米国訪問は依然低迷 2019年には約300万人の中国人が米国を訪れ、観光支出額は年間約150億ドルに達していました。しかし、2023年には訪問者数が約110万人に減少し、2019年比で約60%減少しました。2024年も完全な回復には至っておらず、商務省の予測では、2019年の水準への回復は2026年頃になるとされています。 減少の背景 今後の見通しと回復の兆し 2024年には中国から米国への旅行予約が前年同期比で200%増加するなど、回復の兆しも見られます。しかし、航空便の制限やビザの発給状況が改善しない限り、完全な回復には時間がかかる見込みです。